中堅リーダーがハブとなり組織を変える 〜第4回中堅社員交流研修

第4回中堅社員交流研修を実施しました。
30名を超える中堅リーダーに参加頂きましたが、今回の討議では特に「ヒトづくり」に焦点が当てられていきました。そこで語られた「ミドルアップダウン」というキーワードが今回印象に残りました。
本来は経営と一般社員の中間に位置するミドルが上下にその影響力を発揮して主体的に動くことで新たな価値創造と事業の発展を目指す経営スタイルを指すワードですが、中堅リーダーがこの言葉を引用して、自分たちに求められる役割はこのミドルアップダウンだと語ったことは注目に値します。
中堅リーダーが会社の中計はじめ上位目標を理解し、それを咀嚼してチームに理解・浸透されるとともに、担当中堅による目標設定とチーム全員参加型のロードマップ作成、同時並行で現場の声を情報収集・分析をして上位に提言するという内容でしたが、まさにミドルと変わらないハブ機能が中堅に必要とされるという認識を持っていました。 変化が激しく、迅速な意思決定が求められる環境下で成果を上げるためには意思決定の階層や上位層との物理的・プロセス的な距離を縮めてより凝集性の高い組織が必要なことを中堅リーダーが問題意識として持ち、そのハブ機能としての役割を自分たちが担うべきだとする提案は、他グループからも多くの賛同を得るとともに、互いを鼓舞する発表内容となりました。