ミドル職層26人が「変化対応のリーダーシップ」

先月のミドルクラスマネジメント交流研修には14社にご参加していただきました。26人の参加者は真剣に、しかも熱い討議へのモティベーションを維持してくださいました。業種業態の異なるミドルが、これを通して見せたのは、課題意識がしだいに「変革へのリーダーシップ」へと収れんしていくことでした。
といっても参加者の当事者意識を駆動力とした「創る研修」が特徴とあって、参加者の多くは不安を覚えるようです。今回もそうでした。そもそもミドルクラス交流研修の討議テーマは、やや観点を高いところに設定してあります。先月2月の討議テーマをご紹介します。
  ◇価値創造プロセスをどう作るか(1グループが設定)

  ◇主体的に自部署の自己変革に取組むには(2グループが設定)
  ◇自立型集団に自部署をどう脱皮させるか(2グループが設定)

グループ討議が表面的に終らないような工夫は施してあります。たとえば、各フェーズことのグループ換え(研修中、4回実施)、特殊な発表形態(Beam式フィッシュボール討議など)、他社への個人別アドバイス、要点を絞ったファシリテーターからのコメントがそれです。


当初はとまどいを感じる参加者が目につきますが、やがて「創る研修
」に慣れてくると、今回の参加者の1人が語ったように「研修開始から段階を追って視野を拡げ、自分の固定観念をこわしていけたので最終フェーズである実行テーマでは、抵抗なく、自分の生ナマしい日常課題と向うことができた」という手応えを得ていただくようになります。