「見えにくいニーズ」に11社の中堅社員が挑戦!

このほど開かれた中堅社員交流研修で「見えにくくなった顧客ニーズをどうつかむか」の難問にチャレンジしたグループが、熱暑も顔まけのホットな交流討議を繰りひろげました。ご参加の11社は製造、運輸、IT,サービス、金融など広い業種に及び、職種も研究開発、企画、営業、管理部門などから17名のご参加でした。

このテーマが取りあげられたフェーズは、自主的に討議テーマを掲げ、じっくり深堀り討議する、いわば本研修での”主舞台”でのこと。4チームのうち2チームが「見えにくくなった顧客ニーズをどうつかむか」を討議テーマに挙げました。「自分たちのニーズ探査能力が欠けているのではないか」という自省からメスを入れ、最終的には「こうすればニーズは見える!」へと凝縮された討議成果を発表し、他グループから大きな拍手を浴びていました。なお他の2チームは「ビジョンの実現は自分たちの手で」に取組みました。
「見えにくいニーズ」と四つに組んだうちの1チームは「できあいの情報依存」に慣れてしまったことへの反省を起点としました。2時間近い討議でたどり着いたのは「ニーズとは創るもの」。ここに注目される観点が多くみられました。「ひとつ上のニーズを創ろう」「仮説を投げ込み、そこからニーズを創造することが大事」「ニーズ思考の人材育成」などがそれです。もう1つのチームは、いままでの情報から脱して「顧客の期待を超える価値」を提供すること、これこそ顧客を見えやすくすると仮説を置きました。両グループで展開されたブレーンストーミング内容が、他グループから「参考になる」と評価され、さかんにメモをとらせていたのが印象的でした。