弊社では異業種交流研修の他に、人材育成のご担当者様を対象とした情報交換会を不定期に開催しております。テーマを絞り、各社の抱える課題、現況、取り組み施策等を意見交換することで、自社の人材育成上の課題解決のヒントにして頂く場を提供しております。同時にご担当者様のネットワーク構築の場としてもご利用頂いています。
次回は、「組織パフォーマンス向上のための研究開発部門におけるダイバシティ推進」をテーマに、7月に開催予定です。グローバル化や激しい事業環境変化への対応として、ジェンダー、人種・国籍、世代、価値観、社会的背景等の多様性を活かすダイバシティ推進が、企業の重要戦略として位置づけられています。とりわけ新たな価値創造を担う製造業の研究開発部門では、異なる価値観、知識、視点、発想、専門性を結びつけることで、複雑化する顧客ニーズへの対応や新製品開発につなげる多様性の活用が増々期待されています。
今回は、R&D職のダイバシティ推進をテーマに、“違い”を組織力の向上にどうつなげるか、成果を生み出すだめの仕組みづくりや育成について意見交換します。この場で取り扱う「ダイバシティ」は、性別、国籍、年齢など属性や、雇用形態や制度などの働き方の違い、また、個人の仕事観、持ち味、特性、モチベーション・ポイント等個々人の仕事への関り方の違いまで含め、広く捉えて情報交換する場としています。ダイバシティ推進は、属する業界や扱う商材、企業風土や歴史、男女比などによって、その進捗や重要視する要件は様々です。様々であるが故に各社の抱える問題を共有し考えることで、自社の課題を多面的に捉える機会となります。他社の思考や具体施策、アプローチを知ることで自社の客観視や新たな視点の獲得につながることを期待しています。