オンライン版「1DAY若手社員交流研修」を実施しました。
集合型同様、一人ひとりの「次世代リーダーとしてのこれから」について一度足を止めて考える機会としましたが、異業種交流ですので、個人の内省とビジョンの明確化に留まらず、他社の若手社員のキャリアに対する考え方・向き合い方、仕事に対する姿勢や意識、視点、発想といった自社・自分との違いが浮き彫りになるよう互いに分かち合って頂くことも意識して設計しました。
異業種交流では、社内だと言いにくい、本音で語りにくいような業務遂行上あるいはキャリア開発上の悩みや不安も、同世代の他社社員の前であれば積極的・自発的に開示頂ける傾向があるのですが、今回の研修を通じて改めて感じたのは、この言いづらいことが言え、聞きづらいことも聞き合える心理的安全性がオンライン上でも担保されるということです。
研修では在宅勤務も長期化し「いつまでこの状況が続くのか」という漠然とした不安から、ちょっとした困り事があっても気軽に周囲に相談ができないといった業務遂行上の悩み、あるいはコロナ禍における業績低迷の中での危機感や、ビジネスパーソン・組織人として何を基軸に自分らしさを確立していくべきか?とったキャリアに関する悩みなど、様々な悩みや不安を分かち合う様子が散見されました。その過程で徐々に共感が生まれ、「お互いを受け入れる・認める」という関係性が築かれていった印象ですが、対面よりむしろオンラインであるが故に、自分の悩みや不安を吐露することへのハードルが低かったのでは?とも考える次第です。対面で感じる相手の熱量や圧力が伝わらないオンラインという壁(距離感)がむしろ好条件となったとするならば、この「異業種」×「キャリア」×「オンライン」という組み合わせはケミストリーの合う可能性を感じた次第です。