どう取組む? R&D職の育成(人材開発担当者会議)

R&D職の育成にどう取組むか。この重要なテーマに、多くの企業は課題を抱えています。打開策の1つとして、他社との情報交換ミーティングがあります。当社の場合、これを名づけてBeamerClub。ここでは3、4社の人材開発の担当者が集まって「当社では、こうして人材を育成しています」「うまく行っているのは、これです」「課題はこれ」と実態を紹介しあい、お互いの参考に供しています。

異業種同士もありますが、類似業種など、組み合わせはさまざまです。最近、共通しているのが「育成策の多様化」。たとえば経験豊富なスタッフを社内キャリアカウンセラーとして任用したり、思い切ったローテーションを行なう、あるいは研究開発拠点の小規模分散などによる実戦型人員配置など、いままでに無い方策が紹介されています。
もちろん他社交流研修もその1つ。当社の場合、企業のニーズは2つに大別されます。多くの企業が参加して、高い異化効果を享受するR&Dマネジメント交流研修(1泊2日で、年間4回実施)、特定企業が特定テーマを設定して深堀り討議をする手づくり型のカスタマイズ交流研修現在11グループ=計35社が実施中)がそれです。ここ数年、こうした研修で取り上げられるテーマはいくつかに集約でき「価値創造」「変革型風土」「自立型集団」「ダイバシティ・チームビルディング」となっています。