第3回「中堅社員交流研修」を実施しました。
現場の前線に立ち、上司・部下に留まらない幅広い働きかけを期待される中堅社員の取り組みが、自社の組織能力に大きな影響力を及ぼすことは言うまでもありません。先日行われた中堅社員交流研修では、「新たな視点からの効率化」というテーマからその組織能力の向上を図ろうとする興味深い発表がされました。
「効率化」というと、ともすれば会議の時間短縮や削減、コピー出力を減らすなど目の前の業務の時間やコストの見直しに意識が向きがちですが、今回の討議では「会社の成長に繋がる創造的な時間をつくろう」という大きなテーマに向かった討議が展開されました。
グループ討議の最初こそ、目前の業務の現状を話し合っていましたが、やがてそんな現状を抜本的に見直すには、全体が組織のあるべき姿を共有し、そこに向けた計画を改めて考えていく必要があるのではないかという考えに辿りつきます。あるべき姿がはっきりすれば日々の業務を見直した時、無駄な事・必要な事が明確になり、新たな創造的な時間が創出できるのではないか。そして、中堅社員である自分達が中心となって全体を牽引していくために、自分達がその姿に向けての計画を策定できないだろうか、という考えに至ります。大きなテーマではありましたが、その発表の隅々に強い当事者意識が感じられ、自分達が中心となってこの現状を変革していく強い意志が感じられた内容でした。