ゆく年に60人の意気ごみ 

  • 新年への意気込みを感じさせる熱い議論が展開されました。先月のご参加は25社からの59人で、2つの教室に分かれての実施となりました。研修室はちがっていても両室に共通していたのは、自社とは違う考えかたに触れることで生まれた”新たな気づき”でした。激震に揺さぶられる自動車メーカーからご参加の1人は「異業種との交流によって、多忙な毎日ではできなかった自身の立ち位置やめざす方向を再認識できた」といった感想を寄せてくださいました。

■この研修は、つぎのような構成で進められます。

導入部事前に記入いただいた情報をもとに「他社の取組みに学ぶ」を交換、社内思考からの脱皮を図ります。展開部各グループで討議テーマを決め、深堀り討議します(異化の起こる討議プロセスを導入)。集約部この研修を活かし明日からどう実行するかMyテーマを設定し、他社からアドバイスをもらいます。                      ■運営面でも通常の研修とはちがう次のような方法を採っています。異業種交流ですので異化効果を重視し①数回のグループ変え討議内容に他グループからの”異見”が入るようなノウハウを導入ファシリテーターは参加者の意識喚起をねらいに置き、予め特定方法に誘導することを避ける。      ■参加者からは「自主性が発揮できる進めかただ」「初めて会った人なのに本音で話すことができた」との感想をいただきました。こうした研修構成を当社では「創る研修」と名づけて、いわゆる”ゆらぎ”が生み出す創発性に期待をかけています。とりわけ2日間の研修で主要部としているフェーズでは最大級の”ゆらぎ”効果が生まれる手法を織り込んでいます。ちなみに ここで討議されるテーマは、価値をどう創造するか、変革プロセスにどう取組むか、違いを活かす組織知などです