◆この時期は企業内研修の御依頼も多く頂きます。弊社では新人研修や昇格時研修など、異業種交流研修で培った独自のノウハウを活用した企業内研修をご提案しています。その中でも近年では「企業理念やフィロソフィの理解・浸透・共有化」を課題視・重要視される企業様が増えている印象です。
◆今月は某大手メーカー様の新人研修において、企業理念やフィロソフィを講義や文書でインプットするに留まらず、新入社員の皆さんが頭で理解した企業理念・フィロソフィを、自分たちの言葉で噛み砕き言葉にすることで、理解を深めました。さらには自分達で言葉にした”自社らしさ”を具体化する独自のプロセス(例えば模型製作やビジネスモデルの企画立案)を組み込むことで、企業理念・フィロソフィと事業・ビジネスとの紐づけを意識して頂きました。従来の受け身の座学から、自ら主体的に考えアウトプットすることで学習効果を上げました。
◆また分社化やM&A、部門の細分化等により様々な企業風土・職場風土が独自に醸成され、企業として”一枚岩”になっていない、という課題には部門間交流やグループ企業間交流が有効です。近年では大手電機メーカー様や大手印刷会社様などからご依頼を頂き、異業種交流で培ったノウハウを活かした交流討議を通じて、ビジョンの共有化や、相互理解の促進、部門最適から全体最適への思考転換、お互いが持つ資源を共有することによるシナジーの発揮などに寄与しています。