主催する当社にとりましては、大変、ありがたいことですが、先月の交流研修でも引き続き、高いご評価をいただきました。8月に実施された3コースの交流研修(若手社員、中堅社員、ミドルクラス)にご参加いただいたのは計25社でしたが、いずれも研修後の評価アンケートで最高評価である「非常に満足」が、9割という高水準でした。
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その理由をうかがってみると職層によって、違いが浮彫りにされて興味深いものがあります。
20代を対象にした若手社員交流研修では、プログラムそのものの斬新さに関心が向いたようですが、東京の情報シャワー都市・シブヤ探索に取組んだ参加者に、研修成果は?とうかがうと「次世代リーダーとして期待がかかる自分に対して、他社メンバーからいただいた率直なコメントが有効でした」とのことでした。
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仕事の最先端に立つ中堅社員は、直面する課題にどう対応するか、現状打破のきっかけが欲しい、が当面のニーズのようです。これに対して、建設業の参加者は「どの企業も、変革を強く求めているのが分かった。どう取組むか、難しい課題だが、研修中にうかがった他業界のかたの意見はとても参考になった」とイノベーションを強調しておられました。金融l関係の仕事に携わる参加者は「具体的なヒントがメーカーさんの取組みにあった。メーカーさんは仕事のしくみができているので、その事例が参考になりました」。
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ミドルクラス交流研修となると、視点が変わって、役割意識が全面に出てくるようです。終了時のアンケートには「課長という役割を見直すのにいい機会だった」との声がめだちました。あるIT企業の参加者は「業種の違いはあっても課題の本質は同じだと思った。特に、部下と濃いコミュニケーションを交わしている企業ほど、変化対応能力が高いことに気づいた」と”指揮官”ならではの気づきを得ていたようでした。