26人の中堅社員が「持続性ある変革」を討議

このほど開かれたR&D職の交流研修で26人が「持続型変革」などに熱い討議を交わしました。1泊2日という限られた日程ではありましたが、参加企業の業種業態の「違い」が、あすの研究開発課題をくっきり浮彫りさせた感がしました。とりわけ、今回の討議で注目されたのは、激変する事業環境への視界不良でした。たとえば「自動車の自動化運転」。R&Dの現場からすると、どんな社会が生み出されるか、描き切れない。そのもどかしさから「共創とか協働といった、一歩前に出る動きがとれない」という声につながっていました。

5グループに分かれて実施した交流討議では「こうした変化に対応するには、目先の変化に振り回されるのではなく、持続型変革や学び合う組織への取組みこそが必要だ」という認識に落ち着きました。研修期間中、何度かグループ編成を行なって異化効果を高める当社独自のオリジナルプログラムに沿って、仮説づくりや視点移動、最終案としてのまとめ、が進みました。
討議の結果は「研修の場に留めず、仕事の場で成果を活かしたい」とする参加企業のご要請を受けてMyテーマとしてまとめられ、上司にもアドバイスをもらうなど実践課題へとつなげることになりました。ファシリテーターから提供されたナレッジは「価値創造のサイクル」「これからのリーダーシップ要件〜状況を創る」「学び合う組織への着眼点」「脱担当者意識から事業家意識への転換」などで、説明のたびに、真剣な表情で要所に赤いアンダーラインを引く姿が印象に残りました。