ミドルマネジメント交流研修にはさまざまな企業が参加して「これからのマネジメントスタイル」を論じます。その中で重要課題がいくつかありますが、中でも注目を集めるのが「変革プロセスをどう構築するか」。難問だけに一筋縄ではいきませんが、それでも討議に討議を重ねていくと自社では描けないような輪郭が浮彫りになります。
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11社が参加した最近の例では「思考の立ち位置を変えることこそ、ミドルに求められる変革行動」という意見が注目されました。ここでいう「思考の立ち位置」とは、変革プロセスを描くに当たってミドルが行うべき視点移動をいいます。これを提示した参加者は自身の経験をもとに、その立ち位置を3つ紹介しました。「マネジメント改革の観点から」「モティベーション・能力開発の観点から」「時間軸の観点から」がそれです。
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こうした交流討議で有効なのが、業種業態の異なる企業の経験知です。最近ではグロバライゼーションの影響もあって国外での経験知が多くなりました。「アメリカ企業とのコラボで得たことだが・・・」とか「ベンチャー企業から学んだことだが・・・」といった異質性の高い情報や意見のやりとりがあって熱論を誘発しています。