第3回「中堅社員交流研修」を実施しました。定員を超える多くの参加を頂きましたが、皆様オープンマインドで胸襟を開いた自由闊達な討議が展開されました。その闊達なコミュニケーションの底流にはやはり同じ中堅リーダーとして共通に抱える悩みや課題が存在し、共感・共振が起こったが故と考えます。
今現在、リーダーとして抱えるチーム・マナジメント上の課題や業務遂行上の課題を共有するに留まらず、研修では将来の環境変化を見据えて中堅リーダーとして何に取り組むべきか?を自ら課題形成していきます。そして、その課題解決に向けた方策を議論する際にこの異業種交流研修の意義・意味が浮かび上がってきます。
今回も議論された「個々人の能力アップ」「組織能力の向上」「異なる特性・専門性を活かす」「失敗を恐れず挑戦をする職場風土の醸成」といったテーマについて、他社がどのような具体的な取り組みをしているのか
を知るベンチマーキングこそがこの研修の真の価値とも言えます。部下・後輩の育成期間の設定や方法、他部署との連携ツール、チーム全体を含めた能力の可視化など、外部からは伺い知れない、各社の多くの施策を共有するとともに、研修後の自身の取組み方策に組み込もうとする様子も散見されました。
各社の持つ固有の組織能力をいわば「活きた事例」として研究する貴重な機会となったものと考えます。