第2回「中堅社員交流研修」を実施しました。
自動車・電機などメーカー様はじめ、航空会社様や大手旅行代理店様など、多岐に渡る業種の企業様17社にご参加頂きました。
経営環境の激しい変化の中で、中堅リーダーには従来の改善に加えて、変革の担い手としての役割が余儀なく求められています。
その一方で実務の最前線に立つ中堅リーダーはその多忙さゆえに、将来を見据えた課題設定や探索的な議論よりもより最短距離で目先の問題への対処を考えようとする思考が目につきます。
この研修はまさに将来の環境変化を見据えて、リーダー自ら課題設定し、ありたい姿をどう描いていくかを模索・探索をする 議論の連続ですが、そのプロセスは直線的な思考に慣れている受講者には非効率に映るかもしれません。
しかしその模索・探索的なプロセスを通じて様々な発想や他社の仕事の仕方や仕組みを有機的に結合して新しい価値を生み出す言わば疑似体験をして頂く狙いも包含しています。
その趣旨は議論を重ねるうちに受講者も徐々に身に染みて理解頂きます。あるグループは中堅リーダーとして取り組む課題として 「効率化」をテーマに掲げましたが、「明日の効率化のためには今日の非効率を考えるべき」という着想に至ります。
新しい発想を育む「場」を中堅リーダーが設定することを提案しましたが、遊びや一見すると無駄に思えるようなプロセスが 今の時代だからこそ必要であり、更には様々な考えや価値観をぶつけ合う探索的な議論を通じてこそ価値が生まれるということをこの研修を通じて自ら体感・実感して頂いた印象です。