小社の例ですが、一人ひとりの能力開発をサポートする研修スタイルへの関心を多く寄せていただいています。名付けて「1-on-1 Facilitation」。ことしに限っても、社内研修で導入するケース、交流研修+アルファとして織り込む例などさまざまで、こうした背景には「研修を研修で終りにしたくない」「一人ひとりの特性にあわせた有効な能力開発を」といった共通のニーズがうかがえます。
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1-on-1 Facilitationの特徴は、集合研修で設定した各自の実行課題(Myテーマ)について、取組み期間中、どのように取組めばいいかをマネジメント能力や役割能力などから担当ファシリテーターが一人ひとりに助言や指導をするところにあります。いままで取組まれたMyテーマにを大別すると、価値創造への取組み、改廃がしなやかにできる組織の活性化、人財活用の多様性を図るチームビルディング、仕事のしくみに働きかける変革プロセスなどが挙げられます。
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こうした「1-on-1 Facilitation」を有効にしているのが、当社がオリジナル体系として開発したプログラム構成といっていいでしょう。
具体的には次のような”あわせ技”が投入されます。
・事前のシート記述(これによって課題意識を浮彫りにする=事業環境の変化、自部署のマネジメント課題など)
・各自の能力特性や”持ち味”チェック(Myテーマにどう取組むか、個人知の明確化)
・上司の間接参加(自部署に、確かな研修成果を持ち込むため)
・これらを統合させながらファシリテーターによる個人別アドバイス<1-on-1 Facilitation>