このほど開かれた中堅社員交流研修では「3つのミッション行動」をめぐって熱い論議が交わされました。異業種そのままに「われわれ中堅社員の、これからの役割とはなんだろうか」に多様な観点から議論百出しました。Beamプロセスと呼ばれる研修構成に取り組んでいくうちに「3つのミッション行動」という輪郭が姿を現してきました。
■
「3つのミッション行動」とは、後輩社員やメンバーに対する指導力を発揮するリーダーシップ、
関係部門に働きかけるメンバーシップ、上位者へのフォロアーシップがそれですが、今回、注目されたのはメンバーシップでした。参加企業のなかには「CFT(部門間連携による価値創造)」
を問われている企業も多く「どのようにすればCFTコーディネーターとしての役割が果たせるか」「そのためにどんな能力を身につけなければならないか」に話題が集中しました。
■
既にCFTに取り組んでいる企業からは「それが成功するためのポイント」や「うまくいかなかった事例」が紹介され、いわゆる抽象論で終わることに歯止めをかけたかっこうになりました。参加者はBeamプロセスといわれる一連の研修構成に、時に戸惑ったり、新鮮味を感じたりしながら「私の実行課題」にまで落とし込んでいきました。
研修終了時に行われる評価アンケートでは「5点満点評価方式」で平均4.6点と、ほぼいつもと同じ水準でしたが、特に「My実行テーマに対する他社からのアドバイスが有効でした」との記述が目立ちました。