■毎回、多くの企業にご参加いただいている「中堅社員交流研修」のプログラムがこのたび、一部、刷新されます。これまでにも、時どきの時代要請を反映させてプログラムに見直しを図ってきましたが、今回の特徴は、いままで以上に「変革時代での役割」を求めたところにあります。その理由は、各社から「仕事の第一線に立つ中堅職層にこそ、仕事のしくみ・仕事のしかたのイノベーションに積極参加してほしい」との期待が寄せられていることによります。
具体的には、つぎのようなポイントを浮き出させる構成としました。
1 中堅社員が挑戦すべき「変革とは」「戦略思考で考える変革とは」
2 「変革プロセス」をどう描くか
3 変革に必要とされる能力とは
いままでの研修プログラムでは、重心がかかっていたのは「課題そのもの」でした。たとえば、価値創造のための提案、自立型の職場風土、超効率追求などを討議テーマとして設定してもらい、高い課題意識への喚起としました。半面、やや希薄とされたのがHow(プロセス、方策、必要能力など)で「これらの課題にどう取組めばいいか」でした。
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この点を修正・強化したのが今回の刷新です。上記の1・2・3を「どのように」という観点から明らかにするプログラム構成としました。たとえば変革能力を考える場合「巻き込み能力」「壁こわし能力」などを変革のテコとして考えていただくプログラム構成となります。
刷新したプログラムには、他にもいくつか、研修成果を促進するツールが導入されます。
その1つが、独自に開発された要点解説「知のビタミン」や専用ワークシートです。
また今回のプログラムでは、ファシリテーターの関与も少し多めとなる二人三脚の色合いを濃くしました。いままでは、参加者の主体性を重視して直接的な関与は控えてきました。今回は、要所要所を押さえたスポット的な関与が加わり、提供される事例や解説などが「変革リーダーとしての役割」に収れんされる研修構成となっています。ご期待ください。