東京は渋谷でフィールドワークしながら、他社と学びあうプログラムが特徴の若手社員交流研修。街から豊富に放射される情報をそのまま”テキスト”とするユニークさが受けています。他社社員とチームを組み、街を探索しながら研修課題に挑戦し、情報感度やチームワーク力、課題設定力などを浮き彫りにし、啓発課題としようとするのがこの研修の目的です。
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この交流研修がスタートして10年を超えますが、このところ”テキスト”である渋谷が大きく表情を変えようとしています。渋谷駅に隣接する商業施設に「ひかりえ」がお目見えしたのがその好例といえます。地上34階・地下4階の斬新なデザインのビルには衣料・化粧品・雑貨・食品が新しいコンセプトで登場しました。ひとことでいうと「おとなのShibuya」へとシフト。いままでの若者の街から、ちょっと軸足を移動して40代までターゲットを広げました。
ほかにも来年3月には東横線がメトロ副都心線と相互乗り入れを始め「渋谷を素通りして新宿・池袋へ」の移動が可能になります。これに対応するため、各社はさらに対応を練っており、渋谷は大変身する予感を多くの人に抱かせています。
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この変化を交流研修に参加する若手社員はどう読むか。いまから注目されます。今年度の初回開催は7月26、27日で、年7回実施の予定です。