コロナが変える若手の意識 ~走りながら考える「決断・実行力」

第1回「若手社員交流研修」が終了しました。
この研修では、次世代リーダーに期待される8つの役割意識と能力要素を
提示させて頂き、自己評価と他者評価の差異も分析しながら、ご自身の現状を整理します。

今回は「決断・実行力」の項目へ厳しい自己評価をする様子が散見されました。

各社を取り巻く事業環境は激しく変わり、加えてこのコロナ禍によって産業構造から、雇用慣行、働き方、ビジネスパーソン一人ひとりの意識に至るまで、大きなインパクトを与えています。在宅勤務が常態となり、アウトプットに留まらずアウトカムによって評価をされるようになりその実現のためには自分自身を管理していく(自律していく)ことが問われるはずです。

また予測が難しい不確実性の中で、その変化に柔軟・迅速に対応していくには周到な計画に沿って行動する「計画主義」一辺倒では限界があり、正しい答えを得る前に行動しイチかバチかやってみる、といういわば〝走りながら考える″行動主義も時代の要請と言えるでしょう。

このようなまさに大きな時代の潮流の中で、若手社員の意識にも変化が起きているのかもしれません。
「リスクを覚悟しながらも自らが決断し、実行する」
「計画外の状況や、予想外の変化にも柔軟に素早く対応する」
といったチカラがこれまで以上に問われるようになり、自分自身の能力開発課題としての
自己認識が、今回の「決断・実行力」の自己評価に現れたのではないかと考える次第です。
この点は以降の開催でも引き続き注視していきたいところです。