今回「自律型組織への転換」をテーマに討議したグループは、自律の意義を「個が自律し、自ら考え主体的に行動することで、その集合体であるチームも成長すること」と定義し、個の自律を起点に組織力向上を実現する取り組みを模索しました。議論ではまずメンバー一人ひとりの「視座を高めること」に着目し、自分より一段上の階層の役割や担う仕事を理解する機会を設けることで、目の前の業務にとどまらず、上位層の視点から自身の業務を俯瞰できるようにするという主旨の提案が挙がりました。自らの役割をより広い視点で捉え直すことにより、受け身ではなく主体的に考える姿勢が育まれるという一段上の階層の役割理解に着目した発想は、他グループにも共感をもって評価されていました。
更には、視座の向上と並行して、メンバーや他部門との協力関係を築くことの重要性についても議論が及びましたが、ここでは「関係の質」を高める具体的な働きかけが重要であるとの提案が挙がりました。こうした視座の拡大と組織内の関係性の向上が円滑な業務遂行という「行動の質」を生み出し、その結果としてやりがいや達成感を得られる状態へと繋がるという循環を描きました。日々メンバーと向き合い、業務内容や一人ひとりの特性を理解している中堅リーダーこそが、この関係性に働きかけ、循環の起点をつくりだせる存在であるということを再認識して頂けたものと考えます。
