今回の研修では「リソース不足」「時間が無い」「業務過多」といった声が特に多く聞かれました。結果、業務負荷の偏りや期待される成果が挙げられないといった現状を嘆く発言もありましたが、それによって「相互理解の不足」「挑戦しても評価されない」「挑戦して失敗したら評価が下がる」「ミスを怒られる」「称賛しない(認めない)」などメンバー間(組織間)の関係性の悪化に繋がっている印象でした。そのような関係の悪化が、「前例踏襲」「挑戦するメリットを感じない」といった消極的・防御的な思考になり、更には「指示待ちの姿勢」「叱られたくないからやらない」といった表出行動に繋がっている様子が議論から浮彫になりました。
結果として更に成果が挙がらず関係性もより悪化するバッドサイクルに陥っている印象でしたが、「結果を問うことから始まるマネジメント」ではメンバーの自律性は育まれず高い成果(成功)も期待できない旨をお伝えすると共に「関係の質」から見直す成功循環モデルについても紹介しました。