社外との共創関係を議論~8月開催「中堅社員交流研修」

今回の研修では不確実性の高い事業環境の中で、各社が継続的に価値を創造し生き抜くためには業種や業界の垣根を超えて(時には競合他社とも手を結び)共創・協働していくことが必要だという危機意識を持った受講者が多く散見されました。100年に一度の大変革期と言われる自動車業界はじめ、コロナ禍を経てビジネスモデルそのものを自己否定し未来像を模索する旅行業界など末端の現場レベルまでその危機感が共有されている様子は、他社の参加者にとっても大いに刺激・学びになった様子でした。

議論では、取引先やサプライヤーといった従来からのパワーバランスをも見直し、互恵的な関係を構築するために、互いの弱みや課題をも積極的に開示して、外部の知恵・知見を取り入れる機会を創出することも検討されていました。既存の利益や優位性を手放すことにもなりうることをも含めて外部との未来の関わり方を検討する姿勢はきわめて本質的な(質の高い)信頼関係の構築に欠かせないものであり、視座の高い問題意識であったと考えます。