存在感を増すオンラインコミュニケーションツール ~12月開催「オンライン版中堅社員交流研修」

リモートワークが継続し対面でのコミュニケーションが難しい状況が続く一方で、zoomやteams,slackなどのコミュニケーションツールを最大限活用して、情報共有に留まらず、仕事の仕組みや仕方の改善・改良、更にはより風通しの良い職場風土への変革を試みようとする事例が紹介されるようになってきています。またwrikeなどのタスク管理ツールなど実際に各社が現場で使っている様々なアプリも紹介され、その有用性・有効性を参加者同士が興味関心をもって聞いている場面も多く見られるようになりました。
今回の討議でも、slackを使って、役員クラスとも気軽にコミュニケーションが取れる環境がある事例や、自分の専門領域とは異なる知恵や知見を持つ社内の人を募って、直面する困りごとや問題解決に活用している事例、「褒める」文化を定着させるために気軽にフィードバックするツールとして活用している事例等々、様々な取り組みが紹介されました。
コロナ前の働き方であれば、そこまで積極的に活用する必要性を感じなかったコミュニケーションツールや様々なアプリが俄然、存在感を増してきているわけですが、それらをうまく活用することで、コロナ前よりもより生産性が上がったという「活きた事例」を見聞きして、「自社に持ち帰って試したい」という感想も多く聞かれました。
知識や知見・情報の共有を即時的・即興的に可能にしたのがこれらのコミュニケーションツールではないかと考えます。「知識のjust in time」とでも言いましょうか、必要な時に必要な情報を必要なだけ手に入れることができる、それも極めて属人的な・時に暗黙的な知識でさえも、呼びかけ一つで、その知識を持った人が自ら手を挙げてくれる状況があるのは、働く一人ひとりにとっても「心強い繋がり」だと考えます。